さっぽろ雪まつり

さっぽろ雪まつり

北海道を代表するイベントとして、多くの方に認知されているのが「さっぽろ雪まつり」です。1950年に始まり既に半世紀以上の歴史を持つこのお祭りは、世界三大雪祭りとしてカナダの「ケベック・ウインター・カーニバル」、中国の「ハルビン氷祭り」と共に並び称されています。 今後の課題 それほどのイベントである「さっぽろ雪まつり」ではありますが、近年はその課題にも直面しています。まず、一般的な注目度の低下があげられます。以前はさっぽろ雪まつりの特番が民放によって全国放送されていましたが、現在ではおこなわれていません。また、まつりの運営は市民ボランティアの協力に負うところが多いのですが、近年はボランティアの参加者自体が減少してしまっています。これは先のテレビ放送などの関係で注目度が減ったこともありますが、以前はおこなっていたボランティアへの謝礼を止めたことも一因となっているようです。

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アイヌの社会

アイヌの社会

2019年日本政府は、アイヌ民族を公式に北海道の先住民族と認める「アイヌ新法」を成立させました。これによりアイヌの社会というものがより知られるようになり、そしてアイヌの血を引く方々の誇りを守るための活動が促進されることとなったのです。 ウタサ祭り 2020年にそういった活動の一環として始まったのが、ウタサ祭りです。阿寒湖でおこなわれるこのお祭りは、アイヌ民族の伝統的な歌や踊りを中心に、アイヌ文化に共感するアーティストが参加するというものです。第2、3回はコロナ過によりオンライン配信でおこなわれましたが、いずれも好評のうちに幕を閉じました。

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